ジャカルタのコタ(KOTA)地区には、オランダ統治時代の名残が、、
南国楽器アンクルンで和みの輪! アンクルン合奏演出家の大杉明です。
私は以前、”アンクルンのふるさと”インドネシアに7年間滞在していました。その時に経験したこと、興味をもったことを、インドネシア雑感として記しています。
ジャカルタのコタ(KOTA)
ジャカルタは17世紀にオランダの統治下に置かれ、町の名は「バタビア」と呼ばれていました。そのバタビアの中心だったのが、ジャカルタ北部で海の近くに位置する「コタ地区」です(コタは町という意味のインドネシア語でもあります)。
オランダ統治時代の面影が残る建造物
コタ地区では、当時繁栄していたオランダ東インド会社(VOC)の名残を、コロニアルな建築群や、運河の流れる街並みから見ることができます。ゴッホの絵で有名な跳ね橋もいくつか存在します。
Cafe Batavia
そのコタ地区にあるノスタルジックなレストランが「Cafe Batavia」です。
19世紀初頭に建築されたコロニアル様式の建物がアンティークな雰囲気を醸しだし、歴史地区にある周囲の建物と見事に融和しています。
VOCの事務所として使用されていた歴史的建造物ですが、1990年にフランス人がギャラリーとして買収、その後1991年にはオーストラリア人が買収し、1993年にCafe Bataviaとしてオープンするに至ったそうです。
高い天井とオランダ様式の細長い窓が開放感を演出します。そして高級感あふれるチーク材の造り。クラシカルな雰囲気が随所に漂い、中世バタビアの上流階級の優雅な生活ぶりが偲ばれます。壁一面にぎっしりと飾られたポスターや写真もまたレトロ!
ジャカルタに行くのなら、是非訪れたいスポットのひとつです。
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