8月17日はインドネシアの独立記念日
南国楽器アンクルンで和みの輪! アンクルン専門家の大杉明です。
私は以前、”アンクルンのふるさと”インドネシアに7年間滞在していました。その時に経験したこと、興味をもったことを、インドネシア雑感として記しています。
インドネシアが紅白で埋め尽くされる日
8月15日は日本の終戦記念日です。ではインドネシアで8月17日は何の日でしょうか?
答えは「独立記念日」です。日本が終戦を迎えた2日後、すなわち1945年8月17日、インドネシアは独立を宣言しました。今年2017年、72回目の独立記念日を現地インドネシアでは盛大にお祝いしていることでしょう。
この写真は、2017年8月9日に私がジャカルタで撮影しました。独立記念日のひと月ほど前から、インドネシアの国旗がいたるところで掲げられ、街中が紅白に染まります。当日は国民の祝日となり、お祭り騒ぎがピークとなります。
独立記念日が意味すること
日本も建国記念日がありますが、建国後今年が何年目を迎えるのか知っている日本国民はほんの僅かでしょうし、家族や友人とお祝いするという気分ではないですよね。ちなみに、日本は今年建国後2677年だそうです。
インドネシアは独立してから、まだ72年。独立以前は長い間オランダの占領下にありました。そしてやっと果たせた独立!この日の慶びと価値を忘れることなく後世につないでいこう、という強い意志が、多くのインドネシア人に共有されているのだと思います。
お祭りで行う変わった風習
このお祭りの日に、インドネシアのあちこちの町や村で行われる変わった風習を紹介します。何やら数人の男子が棒を登っているようですが、、、?
これは、Panjat-Pinangと言って、地上から高さ5メートルほどの頂上に吊り下げられている賞品を競って取るゲームのようなものです。
一番早く到達したチームが勝ち取れるのですが、そうは簡単にいきません。長い棒にははしごも枝もなく、逆にココナッツ油が塗られているのです。
写真の少年たちは3人チームで、友人のズボンや肩を足場に、頂上の自転車や家電製品などを目指しているのでしょう!
愛すべきインドネシアの風情です。
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