インドネシアの鳥と言えばガルーダ ~ 国章のデザインにも

2017.05.22 (月)

南国楽器アンクルンで和みの輪! アンクルン合奏演出家の大杉明です。

私は以前、”アンクルンのふるさと”インドネシアに7年間滞在していました。その時に経験したこと、興味をもったことを、インドネシア雑感として記しています。

インドネシアの国章

インドネシア国章(写真)は、「ガルーダ・パンチャシラ」と呼ばれています。
ガルーダはインド神話に登場する伝説上の鳥で、神の乗り物と言われています。翼の羽毛は左右それぞれに17枚ずつ、尾の羽毛は8枚、尾の着け根の羽毛は19枚、首の羽毛は45枚。これらを合わせて、独立宣言をした1945年8月17日を表しているそうです。

インドネシアのナショナルフラッグ

ちなみにインドネシアの国営航空も、ガルーダ・インドネシア航空といいますね。一昔前は安全上疑問視されていたようですが、昨今は技術、システムの向上でだいぶ改善されているようです。

建国5原則パンチャシラ

さて、ガルーダの胸の盾にある5つのエンブレムは、インドネシアの建国5原則であるパンチャシラを表しています。その内容は割愛しますが、インドネシア国民としての心構え、拠り所を文言化したものです。

王様が国章をデザイン

この国章は、カリマンタン島ポンティアナックのスルタン(王様)であったハーミド2世によりデザインされました。インドネシアでは多くの会社で、正門に国旗を掲揚し、玄関ロビーに正副大統領の顔写真と国章を掲げています。インドネシアは愛国心あふれる国なのです。

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