インドネシア人の心の友は、日本人という話

2017.06.23 (金)

南国楽器アンクルンで和みの輪! アンクルン合奏演出家の大杉明です。

私は以前、”アンクルンのふるさと”インドネシアに7年間滞在していました。その時に経験したこと、興味をもったことを、インドネシア雑感として記しています。

インドネシアで一番有名な日本の歌は?

インドネシアでは、老若男女を問わず皆に愛され、30年以上歌い継がれている日本の歌があります。坂本九さんの「上を向いて歩こう」ではありません。
それは五輪真弓さんの「心の友」です。今でも地域の集会やイベントなど、歌を披露する機会があれば必ずと言っていいほど誰かが歌い、大合唱するほどの人気です。しかも多くの人が、日本語で歌います。

なぜ「恋人よ」ではない?

日本では、五輪真弓さんの代表曲といえば、「恋人よ」ですよね。
私自信も、ジャカルタに赴任する2004年まで「心の友」を知らず、初めてインドネシアで知ったくらいです。
なぜ「心の友」が、これほどインドネシアで人気があるのか?ウィキペディアは五輪真弓の項で、次のように紹介しています。

ウィキペディアより引用

~~ インドネシアでは、「心の友」は、知らない人がいないくらいメジャーな作品である。インドネシアのラジオ関係者が日本で1982年に五輪のコンサートへ行き、その際買ったアルバムの中にこの曲が入っていた。インドネシアのラジオでたまたま流したところ、大人気となった。
五輪としては、地味な曲だけになぜインドネシアで「第二の国歌」とまで言われるまで大ヒットしたのかが不思議だった。インドネシアでは日本人が来ると歓迎の意味で、この曲を日本語で歌ってくれることが多い。
また、スマトラ島沖地震での復興の際にも被災者の支えになったといわれている。2005年には、インドネシアの有名歌手・DELONと共に、スマトラ沖地震チャリティ・シングルとして「Kokoro No Tomo」をリリースしている。 (一部略)~~

インドネシア人は歌詞を理解していたわけではなく、「心の友」がもつ哀愁を漂わせる曲調が彼らの琴線に触れたことがヒットの理由とされているようです。

YOUTUBEで、五輪真弓さんの原曲の他に、DERONと五輪さんのデュエット(Mayumi Itsuwa duet with Delon – Kokoro No Tomo)が見つかります。いい曲です! 是非一度聞いてみてください!

写真は、CD「Mayumi Itsuwa New Best Selection」のジャケット。一曲目に心の友!!

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