アンクルンを高校の音楽授業に取り入れる試み

2017.10.12 (木)

南国楽器で和みの輪! アンクルン専門家の大杉明です。

インドネシアの民族楽器アンクルンで多くの方々に和みと笑顔を届けようと、埼玉県を中心にいろいろな施設、コミュニティを訪問しています。

音楽の授業の楽しさ

自分自身の過去を振り返ると、学校の授業の中で、音楽には楽しい思い出があります。特に小学生、中学生の時。「遠き山に日は落ちて」「銀色の道」「燃えろよ燃えろ」などを聴いて、みんなで歌った楽しさや感動は今でも忘れられません。まさに「音を楽しむ!」ですね。
算数や理科など、とかく点数を付け友達との優劣を比較しがちですが、音楽は違います。なので、その楽しい記憶はいつまでも薄れないのでしょう。

高校での音楽授業

私が昔在籍した高校は、芸術分野は、美術、音楽、書道からどれかひとつ、選択性でした。私は美術を選択したのですが、残念ながら楽しい思い出がありません。しかも男子校だったので、例えば絵のように男女仲良く合唱をする機会があれば、どんなに楽しかったことかと思います。

高校でアンクルン合奏を取り入れる試み

 

先日開催した「和みのアンクルン合奏教室」体験会に、高校の音楽教諭の方が参加されました。聞けば、亡くなられた親類のお宅に、相当数のアンクルンが遺品として残されており、今後有効活用するヒントを得たいとのことでした。
高校生は難しい年頃です。大人ぶってモラルに反する行為をしたくなる。ツッパって親や友達と敵対する。いじめや引きこもり。エスカレートすると、マスコミ沙汰になるケースも見受けます。
その音楽教諭は、音楽の授業に最近アンクルンを持ち込んだそうです。生徒は初めて見る楽器に興味津々。クラス全員で合奏されたそうです。ふだんとんがっている子も、内向的な子も、授業をまともに聞かない子も、アンクルン合奏にはみんな参加してくれました。

合奏が終わると、そこには笑顔の輪。全員参加による和もできます。
教諭の話を伺い、アンクルンの魅力と可能性を再確認しました。高校に限らず、中学校、小学校、幼稚園、保育園などで、アンクルンを活用いただくべくお手伝いできれば幸いです。

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